これは、個別の会社の決算だけでは見えにくいグループ全体の経営実態を正確に把握し、投資家や債権者に対して透明性の高い情報を提供するために行われます。
特に上場企業には、連結決算の作成が義務付けられています。
関連語との違い
連結決算を理解する上で、「親会社」や「関連会社」といった用語との関係性を知ることは不可欠です。
| 項目 | 連結決算 | 親会社 | 関連会社 |
|---|---|---|---|
| 意味 | グループ全体の決算 | 子会社を支配する会社 | 議決権の20%以上50%以下を保有される会社 |
| 対象 | 親会社、子会社、関連会社 | グループの頂点に立つ会社 | 連結対象の一部 |
| 目的 | グループ全体の経営実態の把握 | グループ戦略の統括 | 経営への影響力行使 |
| 影響 | 投資判断の重要な指標 | 連結決算の主体 | 連結決算に持分法で取り込まれる |
実態と働き方
連結決算は主に経理や財務部門が担当しますが、企業グループ全体の動きを理解する上で重要な情報です。ここでは、連結決算が持つメリットとデメリットを解説します。
いいところ(メリット)
メリットは、企業グループ全体の経営状況を透明かつ正確に把握できることです。
これにより、投資家や金融機関はより適切な投資判断や融資判断を下すことが可能になります。また、グループ内の資源配分や経営戦略の策定にも役立ちます。
わるいところ(デメリット)
デメリットは、連結決算の作成には高度な専門知識と複雑な処理が必要になることです。
グループ内に多数の会社が存在する場合、会計処理の統一や情報の集約に多大な労力と時間がかかります。子会社や関連会社が増えるほど、その複雑性は増していきます。
事前に確認すべきポイント
連結決算を行う企業への就職を検討する際は、以下のポイントを確認すると良いでしょう。
- グループ構成:どのような親会社、子会社、関連会社で構成されているか、その関係性を把握しましょう。
- 事業内容:各社の事業内容を理解し、グループ全体でどのようなビジネスを展開しているのかを確認してください。
- 財務状況:連結決算書を確認し、グループ全体の売上高、利益、資産状況などを把握しておくことが重要です。
- 経理体制:経理部門を志望する場合、連結決算業務の具体的な流れやシステムについて質問してみましょう。
就活inGOからのアドバイス
連結決算は、企業グループの真の姿を映し出す鏡のようなものです。この情報を読み解く力は、企業の安定性や将来性を判断する上で、就職活動において非常に強力な武器となります。
気になる企業の連結決算書をIR情報などで確認し、企業研究に役立ててください。
