- 特定派遣
- 派遣会社に常用雇用されている正社員が、派遣先企業で働く雇用形態を指します
特定派遣は、2015年の労働者派遣法改正により「常用型派遣」として一本化され、現在は「特定派遣」という名称の事業形態は存在しません。
しかし、過去の制度を指す言葉として用いられることがあります。
関連語との違い
特定派遣は、現在の制度では常用型派遣に分類される働き方であり、一般的な派遣社員が該当する登録型派遣とは異なる特徴を持っていました。
| 項目 | 特定派遣(現:常用型派遣) | 登録型派遣 |
|---|---|---|
| 派遣会社との雇用関係 | 派遣元と期間の定めのない雇用契約を結ぶ(正社員) | 派遣元に登録し、派遣期間中のみ雇用契約を結ぶ |
| 雇用の安定性 | 高い(派遣先がない期間も給与が支払われる) | 派遣期間終了とともに雇用契約も終了 |
| スキルアップ支援 | 体系的な研修やキャリア支援が充実している傾向 | 個人の裁量に任される部分が大きい |
| 主な職種 | 専門性の高い職種(ITエンジニア、研究開発など) | 一般事務、コールセンター、軽作業など幅広い |
実態と働き方
特定派遣(現在の常用型派遣)は、専門スキルを活かしながら安定した働き方を実現できる一方で、いくつかの考慮すべき点があります。
いいところ(メリット)
メリットは、派遣先がない期間も派遣会社から給与が支払われるため、雇用の安定性が高いことです。
専門性の高いスキルを活かして多様な企業で経験を積むことができ、派遣会社によるキャリアサポートや研修制度も充実しています。
わるいところ(デメリット)
デメリットは、派遣先企業を選ぶ自由度が登録型派遣に比べて低い場合があることです。
また、派遣先が変わるたびに新しい環境に適応する必要があり、人間関係の構築や業務内容への慣れに労力を要することもあります。
事前に確認すべきポイント
特定派遣(現在の常用型派遣)で働くことを検討する際は、安定性だけでなく、自身のキャリア形成を考慮し以下の点を事前に確認しましょう。
- 「雇用条件」を確認:派遣会社との雇用契約が「無期雇用」であるか、給与体系や福利厚生の詳細を確認しましょう。
- 「キャリア支援」:どのような研修制度やキャリアコンサルティングが受けられるか、具体的な内容を質問しましょう。
- 「派遣先の実績」:どのような業界や企業への派遣実績があるか、自身の希望する分野と合致するかを確認しましょう。
- 「待機期間の有無」:派遣先が見つからない「待機期間」中の給与や、その期間の過ごし方について確認しておくことが重要です。
- 「評価制度」:派遣会社での評価制度がどのように行われ、それが給与やキャリアアップにどう影響するのかを把握しましょう。
就活inGOからのアドバイス
特定派遣(常用型派遣)は、専門スキルを活かしながら安定した雇用を求める方にとって、非常に魅力的な働き方です。様々な企業で経験を積めるため、キャリアの幅を広げたい方にも適しています。
派遣会社を選ぶ際には、自身の専門分野に強みを持つ会社や、手厚いキャリアサポートを提供している会社を選ぶことが成功の鍵となります。
